カナダ留学中のおもしろ失敗談【すべらない話】
こんにちは。この記事を書いている私は、学習塾で小中学生に英語と国語を教えている現役塾講師です。
私は学生の時、カナダのバンクーバーに留学しました。そこでは様々な出会いや驚きがあり、その経験が今の私につながっているといっても過言ではありません。
さて本日は、内気な性格を持つ"ザ・日本人"の私がそこでどんな失敗をしたのかこれから書き綴っていこうと思います。
「海外に興味があるけど、自分のような内気な性格では留学や旅行は不安だ・・・」と感じている人も、本記事を読み終わったころには「こんなやつでも生活できていたなら私も安心だ」と思い、実際に海外に行きたくなるに違いありません。笑
目次
1.内気な性格の私
2.行動を起こす決心
3.次の日の朝食にて
内気な性格のわたし
留学に行ってはじめに驚いたのは、現地の人々のフレンドリーさです。
私はホームステイをすることになっていたので、カナダに到着するなり彼らの家庭に訪れ、挨拶をすると積極的に話しかけてくれました。そこで私はこう思うわけです。
「なんで初めて会った人とすぐハグできるの?」
「全然喋ってないのになんでそんなに笑顔で話しかけてくれるの?」
当時の日記を読み返してみると、カナダ留学初めの一週間までずっと「教室の端っこで本を読んでいる私のような人間には場違いな国なのではないか」と真剣に悩んでいました。笑
それくらい当時の私は内気な性格でした。そのため、私は初めの一週間は
「Thank you.」「Yes.」「OK.」「This one」
しか言えませんでした。本当に基本この4つのみ。
出川イングリッシュよりも語彙力がないですよね。
私は心から彼を尊敬しております。笑
一応、受験で英語は得意教科だったのですが、、、
これは、、日本の英語教育が悪いですね!(完全なる八つ当たり)
行動を起こす決心
こんな私ですが、この留学の目的は現地の方と英語でコミュニケーションをとることでした。
それにも関わらず、一週間経っても上に書いたようにその目標が達成される様子は一切ありませんでした。
「さすがにこれではまずい。」
私は思うわけです。
当然ですよね。英語を話せるようになることが目的なのに、まだ英語で話した内容が4つしかないのですから。
このはじめの1週間が契機となり、私はある決心をしました。
「明日から、明日からは、もっと英語を話す努力をしよう」
次の日の朝食にて
そんな決意をした次の日の朝、私は部屋から出てリビングに向かうと、いつものように朝食が用意されていて、ホストファミリーは全員揃っていました。
すると、さっそくきました。昨日の決意を実行するチャンスが。
「Did you sleep well?」
ホストマザーが優しく聞いてくれました。おそらく「英語を話そう」という意識が前のめりになりすぎて目がギラギラしていたのでしょう。気味が悪いようにも感じたのかもしれません。笑
「あ、えーと、、Yes!!!」
いきなりチャンスが来て焦ってしまい、昨日までと変化のない返事をしてしまいました。これではだめだと思いながら次のチャンスを待ち構えます。。。
静かに朝食をとっていると、ホストマザーが
「Will you pass me the cup?」
と私の近くのコップに指を差しながら頼んできました。
私は少し緊張しながら「OK」とだけ返し、彼女にコップを渡しました。
すると、ホストマザーは喜んだ表情で
「Thank you」と私に言ってくれました。
ここだ。私は思うわけです。
昨日の決心を実行するのは今だ。そう感じました。
先ほども述べたように、私は確かに内気すぎる性格のせいで英語をほとんど話せませんでしたが、当時の読み書きの英語力はそれなりに高かったので、日本語の「どういたしまして」にあたる言葉はすぐに思いつきました。
学校で何度も音読させられたので間違えるはずがない。。
「Thank you」に返す言葉は当然、
「You're welcome」もしくは「No,problem」と返せば良いですよね。
よし、わかった。どっちでも良いから好きな方を言おう。。。
しかし、先ほどと同じように、いきなり来たチャンスに私は焦ってしまいました。
私の発した言葉は
” You're problem. ”
「お 前 は 問 題 だ 」
問題なのは私でした。すみません。笑
「You're welcome」と「No,problem」とが不適切な意味に混ざってしまったわけですね。笑
焦りは人をもろくします。。
ホストマザーは少し驚いた表情をした後、私の言おうとしていたことに気づいてくれたようで、大笑いしてくれました。
非常に恥ずかしい思いをしてしまいましたが、この出来事がきっかけで、会話上のミスを恐れないようになり、ホストファミリーと仲良くなることができました。
いかがでしたか。こんなにシャイな性格の私でも、なんとかなりました。
今、留学や海外旅行に悩んでいる方に「こいつよりはマシ」と思ってもらえることこそが、私の幸せになります。笑
実際、カナダでは日本とは違う文化や考え方に触れることができ、とても充実した生活をすることができました。
この記事を読んでくださった皆さんがもし留学や海外旅行などに行くかどうか迷っているなら、私は全力で背中を押してあげたいです。
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